- 移動タンクは厚さ3.2mm以上の鋼板又はこれと同等以上の機械的性質を有する材料で気密に造るとともに 圧力タンクにあっては最大常用圧力の1.5倍の圧力で、それ以外のタンクにあっては70kPaの圧力で
それぞれ10分間行う水圧試験において漏れ、変形しないものでなければいけない。
- 移動タンクの容量は30000ℓ以下とし、4000ℓ以下ごとに区切る間仕切板を設け、 容量が2000ℓ以上のタンク室には防波板を設ける必要があります。
- 静電気による災害が発生するおそれのある液体の危険物に移動貯蔵タンクには接地導線(アース)を設けなければならない。
- 移動貯蔵タンク下部に排出口を設ける場合は、排出口に底弁を設けるとともに、原則として非常時に備えその底部に手動閉鎖装置及び自動閉鎖装置を設けなければならない。
などがあります。また危険物の運送でも記載しましたが、危険物の標識の掲示、危険物取扱者が同乗するなどの規制があります。
積載式移動タンク貯蔵所(ISOコンテナ)とは 総務省消防庁より http://www.fdma.go.jp/html/data/tuchi1304/130409kiho50.htm
国際輸送用積載式移動タンク貯蔵所とは、国際海事機関(International
Maritime Organisation(IMO) に関する規程(International Maritime Dangerous Goods Code(IMDGコード))に定める基準に適合している旨を示す表示板(IMO)
が採択した危険物の運送表示板)が貼付されている移動貯蔵タンク(以下「タンクコンテナ」という。)を積載する移動タンク貯蔵所をいう。 |
近年より陸上、海上、鉄道の輸送モ−ドを問わず国内そして国際間をスム−ズに、安全に、しかも低コストで使用できる
国際輸送容器として注目を集め現在幅広く使われているのがISOタンクコンテナです。
IMO(国際海事機関)、ISO(国際標準化機構)や世界の各国の規制に基づく規格で製作されてタンクローリーやタンク貨車に比べ てコスト競争力が高くかつメンテナンスが容易であり単体輸送のみならず、陸路・鉄道・海上の一貫輸送にも最適の為
物流、輸送の世界であらたな荷姿として新風を巻き起こしています。 |
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このように多種多様な荷姿で登場してくる危険物なのですが、ISOコンテナを中心とした物流コスト削減からISOコンテナからドラムタンクローリーからドラムドラムから缶へなどの特殊荷役のニーズが非常に高まっています。
そこでこのような特殊荷役の消防法による規制について見てみましょう。
このような特殊荷役は消防法では一般取扱所にて作業の許可が認められています。
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